関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)

科目 英語
出版社 KADOKAWA
目的 英語長文読解
対象者 早慶上智・難関国公立志望者
難易度 早慶上智・難関国公立レベル
分量 336ページ
使用期間 高3夏休み明け~過去問演習前まで
ジャンル 英語長文読解問題集

・具体的なオススメポイント
良質な長文に詳しい解説がついている
・注意点
この問題集が終わった後は志望大学の過去問演習にも取り組むこと

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』とは

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』は、ハイレベルな英語長文読解力を身に付けたい人におすすめの問題集です。早慶上智をはじめ、東大や京大など難関国公立大学の入試問題にも対応できる力が身に付きます。ある程度の英文法力や長文読解力が身に付いている人向けのハイレベルな内容となっているため、『関正生の英語長文ポラリス(1 標準レベル)』や『関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』をやり終えてから取り組みましょう。

扱われている問題は12問とそれほど多くありませんので、英語が得意な人が短期間でさらに実力を伸ばすのに使える教材です。なお、問題の難易度は高いですが一般的なハイレベル参考書よりも丁寧に解説されているため、とても分かりやすい内容となっています。

著者の関先生は受験英語業界で圧倒的人気を誇る英語講師であり、『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』では関先生による的確なアドバイスも載っていて納得しやすい構成です。

今回は、そんな『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の特長や勉強方法について解説します。

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の特長

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』で扱われている問題数は12問と少なめですが、1つ1つのテーマは最近の入試でよく出題されるものです。

私立・国立どちらを受験するかにかかわらず、押さえておくと長文読解の役に立つような良質な文章がセレクトされています。英語長文の問題は、一度読んだことのあるテーマが出題されると趣旨を読み取りやすく、多少わからない単語が出てきても推測によって読み解くことも可能なので、できるだけ幅広いテーマの前提知識をそろえておくのが役立ちます。

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の12題は受験に頻出の英文テーマがまんべんなく扱われているので、一通り解けば入試に役立つ知識がインプットできるのが特長です。

さらに、一般的な大学入試用の単語帳では取り扱われないものの、英語長文のキーワードとなるような単語が掲載されています。この教材に出てくる単語で知らないものがあれば、ノートやルーズリーフ、単語カードなどの形で暗記してボキャブラリーを強化していくようにしましょう。

各英文は全訳や解説が書かれているだけでなく、なぜ最近の入試問題でそのテーマが良く扱われているのかといった背景知識の解説が豊富な点も、『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の長所です。

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の使い方

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』は、ハイレベルな長文読解問題集には珍しい全文構文解説つきの教材です。一文一文のSVOCがすべて振られているので、英文法があいまいになるところは無く英語長文を丁寧に読み取っていくことができます。

まずは、自分なりに英文のSVOCを振ってみて、和訳を考えた後、答えのSVOCと比較して間違っているところがないか確認していきましょう。ただし、SVOCについてはあくまでも読解しやすくするために行うもので、それ自体が入試で問われることはありません。

そのため、SVOCがあっているかどうかにこだわりすぎるのではなく、読めなかった英文がなぜ読めなかったのかを確認するためのツール程度にとらえて活用するのがよいでしょう。

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の勉強法

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』に掲載されている英文は、ネイティブによって読み上げられた音声データがダウンロードできます。そのため、リスニング速読力をアップするためにもこの教材が有効です。

一通り英文の読解や解釈を行い、わからない単語や語法、構文がない状態にしたら、音声データを使って学習するとさらに英語力が向上します。特におすすめの学習法はシャドウイングです。

シャドウイングは、音声の聞き取りと音読を組み合わせて行う学習方法で、何段階かに分けて取り組むことでリスニングや速読力アップにつながります。まずは、しっかり英文を理解することが大切です。

意味や構文が不明なところがあると、音読をしてもただの音マネになってしまって効果が薄くなります。しっかり読み込んだら、次に音声を聞きながら1~2秒遅れたタイミングで追いかけるようにして、発音をマネして音読していきましょう。この時は、つっかえたり意味が分からなかったりしても大丈夫です。

とにかくネイティブの発音のリズムやスピードに慣れるのが目的となります。これを何回も繰り返していくと、ネイティブの発音スピードで意味を理解しながらついていけるようになります。

最後に、音声を聞かない状態で、ネイティブと同じくらいのペースで音読ができるようになれば仕上げ完了です。余力がある人はこのような形で、『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』のハイレベルな長文を使ってリスニングや速読対策もトレーニングしてみてください。

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の次は?

『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』は、早慶上智、東大や京大など難関国公立大学レベルの英語長文読解力が身に付く参考書ですが、問題数は12題と比較的少なめとなっています。
そのため、『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』が終わったら必ず志望校の過去問演習に取り組みましょう。志望校に照準を絞った内容を学習していき、身に付いた英語読解力をさらに磨いてください。

過去問とは別に、他の参考書にも取り組みたいという人には、『合格へ導く英語長文Rise 読解演習4 最難関編』がおすすめです。
英単語や英文法、英文解釈を一通り終え、ある程度の長文読解力が身に付いている人がさらに演習を積み重ねる時に使える参考書となっています。
過去問演習の直前か、過去問が一通り解き終わった後にさらに長文を演習するという使い方が効果的でしょう。

まとめ

今回は、早慶上智や難関国公立の長文読解演習ができる『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』の特長や学習方法についてご紹介しました。最新の入試問題傾向に合わせた、読んでおく価値のある12題の英文が掲載されています。

解説もわかりやすく、SVOCの構文解説に加えて音声データもダウンロードできる至れり尽くせりの教材ですので、英語長文読解の実力をアップしたい人はぜひ取り組んでみてください。

なお、この教材で長文読解演習の実力がアップできた後は、志望大学の過去問をできるだけたくさん解いて出題傾向に慣れていくことで、合格点が取れる実力が身に付くでしょう。

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